自分支援機構

10年後には黒歴史

『新妹魔王の契約者』(アニメ1期)を見た

 今回は短い記事で失礼致します。支援機構です。最近は論文を読みながらアニメを見るだけの生活を送っているのですが、そのせいかブログに書くこともが何もないのでアニメのことを書いてごまかそうと思います。
 今回見たのは『新妹魔王の契約者』というライトノベル原作のアニメで、まあぶっちゃけると典型的なエロラノベ原作アニメです。まあ別に感想記事とは言ってないし適当に思いついたことをメモ的に書いておきます。

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「ディープラーニング」をゼロから始めることにした

 最近は「AI」、「機械学習」、「ディープラーニング」といった分野が非常に話題ですが、せっかくなので私もちょっとだけ入門してみようかなということで最近話題の
斎藤康毅著『ゼロから作るDeep Learning』(オライリー・ジャパン

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

  • 作者:斎藤 康毅
  • 発売日: 2016/09/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
という本を買って少しずつ読んでみることにしました。この本はPythonで実際にディープラーニングアルゴリズムを自分で実装しながら学んでいくというスタイルの入門書で、Pythonというプログラミング言語の簡単な入門からはじめてディープラーニングアルゴリズムと実装まで勉強できるわけです。まあ色々と忙しいしPythonはよく知らないので読み進めるのはゆっくりになるとは思いますが、とりあえず「これから読むぞ!」という意思表明をしておこうと思います。
 とりあえず1章の「Python入門」は飛ばして2章のパーセプトロンは読んでみたのですが、わりと単純なアルゴリズムに少数のパラメータを入れていくつかの論理関数を実装するところから始めていて、入門書だけあって最初のレベルはかなり低くしてある感じです。ここからどのようなレベルまで達することができるのか楽しみです。

「自炊」を初めて3ヶ月

 どうも、支援機構です。書籍の電子化をやりはじめて3ヶ月くらい経った(→始めたときの記事)ので、その後のレポートというか、使い心地というか、まあ気づいたことをつらつら書き連ねていこうと思います。
 ちなみに購入したドキュメントスキャナはこちら

富士通 ScanSnap iX500 (A4/両面)

富士通 ScanSnap iX500 (A4/両面)

  • 発売日: 2015/02/06
  • メディア: Personal Computers
富士通 ScanSnap iX500

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『線型代数入門』(東京大学出版会)を読んだ。

はじめに

 線形代数*1に関しては、2年くらい(?)前に本を読んでから特に知識のブラッシュアップをセずに放置していて、最近ちょっと細かい内容で不安を感じることがあったので一冊本を読むことにした。今回は
齋藤正彦著『線型代数入門』(東京大学出版会

線型代数入門 (基礎数学)

線型代数入門 (基礎数学)

を選んだ。
 ちなみにこの本を選んだ理由は次の3つ

  1. 昔読みかけたがギブアップしたのでリベンジしたい
  2. Jordan標準形の構成が代数学チックで最近の本ではあまり見ないやりかただと聞いたから
  3. そもそも有名な本だから

パッと2,3日で読んでおしまいにしようとしたのだが、意外と手こずってしまった。

おおまかな内容

第1章 平面および空間のベクトル

 高校数学でやりそうな、ベクトルの幾何学的な意味や取り扱いを説明している。ぶっちゃけつまらない章だとは思うけれど、線形空間や線形写像の概念を2,3次元で具体的に述べている"伏線"だと捉えることもできる。

第2章 行列

 題名通り、行列を導入する。演算と各種行列(正則とか直交とか)を導入して、1次方程式との関わりと階数(rank)も説明する。基本変形や階数の説明に古さを感じなくもない。

第3章 行列式

 置換と置換の符号を導入して、n次元の行列式の定義を行う。さすがにこれはどの本で見てもあんまり変わらないなあ。

第4章 線型空間

 集合・写像の概念を簡単に説明してから、線形写像線形空間を導入する。説明自体はわかりやすいと思ったがそもそも抽象的な概念なので、さすがに入門書として通用するにはもうちょっと練習問題を増やしてゆっくり説明したほうが良かったんじゃと思わなくもない。

第5章 固有値固有ベクトル

 固有値固有ベクトルの定義や計算の話はさらっと済ませて、ユニタリ行列・直交行列の話や、二次形式などの応用の話が多く含まれている。オイラー角についてははじめて勉強したのでちょっとおもしろかった。

第6章 単因子およびジョルダンの標準形

 行列の「単因子」と呼ばれる概念を導入してジョルダン標準形の定義や計算をさらっと述べてある。ぶっちゃけ難しくてよくわからなかった。

第7章 ベクトル及び行列の解析的取り扱い

 ベクトル値や行列値をとる関数の解析学について簡単に書いてある。行列のべき乗とか行列のノルムとかは物理や工学の本ではよく見かけるが、数学書できっちり書いてあるのは初めて見たので新鮮ではあった。

まとめ

 最近の本と比べると正直読みにくいと思ったし、記法や記号の古さも目立った。良かった点は

  • (最近の本と比べると)例や練習問題の量が最小限だけど、扱っている内容はかなり豊富
  • 抽象的な線形写像の議論が多く取り入れられている
  • 行列の解析的な取り扱いや、代数学の内容など、やや高度な内容にも触れられている
  • そこそこ安い(1900円)し、安価な古本を探すのもきっと容易

悪かった点は、

  • 用語や記法が少し古い
  • 具体的な行列の議論より線型写像の議論が中心だが、そのせいかごちゃごちゃになっている部分もある
  • 定理や系などがどういうモチベーションで示されているかの説明が必ずしも多くないので、なぜそのようなことを示しているかが(初学者にはたぶん)わかりにくい
  • 入門書としては例や練習問題が少なすぎる

 最終的な結論:用語の古さや記述の不親切さから線型代数初学者には勧められないが、(私のように)復習や2冊目の勉強としては悪くないのかもしれない。一見薄めの入門書なのに、内容が豊富かつ高度なので初学者殺しの一冊といえる。大学に入ってすぐの右も左もわからない人間にこの本を入門書として勧めるのはただの嫌がらせである。

*1:最近の風潮を尊重して、線「型」ではなく線「形」表記でいきます

今後しばらくについて……

 こんにちは。支援機構です。サクラノ詩のヴィジュアルガイドが出るようで非常に楽しみですね。今後のブログの予定をちょっとだけメモしておきます。

エロゲ・ラノベ・その他

 4,5月はちょっとだけ時間に余裕ができる予定のはず(たぶん)なので、積みエロゲ&積読をどんどん解消する作業を続るつもり。3月はけっこう積読を崩したんだけど、感想を記事にまとめたりする精神的な余裕がなぜか失われれました(応用情報のせい)。とにかく自分用のメモとして今後プレイしたい/読みたいものを列挙しておきます

おべんきょう

 今年は院試やら卒論やらもあるし色々と勉強をすることになるだろうし、そうでなくても色々読みますから、読んだ学術書のうち感想を書いても大丈夫そうな本に関しては感想記事を書く予定。というか既にある本について半分くらい書いてるところです。主に数学・情報・物理・化学なんぞの本を読む予定。
 そういう事情で申込みの段階では数ヶ月後の試験直前にどれくらい忙しくなるか読めないことが多いでしょうから、今年度は受ける資格を少なくするつもりです。まあ仮に申し込んで落ちたり受けられなかったりしても受験料を失うだけですから気軽なんですけど。具体的にどれかを受けるわけではないけれど、高圧ガス系(ボイラー技師とか冷凍機械)やらエネルギー管理士(熱)やらをいつか受けるときの基礎として熱力学とか伝熱工学はしっかりやろうかなと思ってます。

おしまい

 応用情報の結果が気になって夜しか眠れない。つらい。

応用情報技術者試験 受験体験記

 こんばんは。支援機構です。今日「応用情報技術者試験」を受けてきました。わりとしんどい試験だったので精神的な重圧があったからか、実際はそれほど真面目に勉強していたわけでもないのに心の余裕を失ってブログをほったらかしてました。とりあえず試験は終わったので受験体験記を書きます。合格したかどうかは現段階ではわからないので、「合格」体験記ではなく「受験」体験記であることにご注意ください。

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