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全力自分支援機構

10年後には黒歴史

応用情報技術者試験 受験体験記

 こんばんは。支援機構です。今日「応用情報技術者試験」を受けてきました。わりとしんどい試験だったので精神的な重圧があったからか、実際はそれほど真面目に勉強していたわけでもないのに心の余裕を失ってブログをほったらかしてました。とりあえず試験は終わったので受験体験記を書きます。合格したかどうかは現段階ではわからないので、「合格」体験記ではなく「受験」体験記であることにご注意ください。

私のスペック

 受験体験記は中の人のバックグラウンドがあるとわかりやすいかなと思ったので簡単に紹介しておきます。

  • 理系の大学四年生(2,3月の段階では三年生)
  • 専門は物理関係なので数学などの理解に支障は全くないけれど、情報系との関わりは薄い
  • プログラミング(C言語)の知識が少しあるほかはほとんど無知の状態からスタート

過去問以前の勉強

 前の記事(→「応用情報技術者試験」を受けます。)にもあるように、2月上旬には受験を思い立っていたのですが、勉強が順調なのは当初だけでした。基本的には
平成29年応用情報技術者 合格教本』

を頭から順番に勉強したので、この本の章立てを追いながら私のモチベーションが下がっていく様子を説明してみます。
 合格教本はかなりゴツい重い本で、電車なんぞでは読みにくいなと思ってポケットサイズの本も買いました。

『要点早わかり 応用情報技術者 ポケット攻略本』
 大きさのわりにけっこう情報量があって(というか合格教本が情報過多)、しかも読みやすいので、こっちから勉強をしてもいいかもしれません。私は午前の問題を解きまくってる段階で、電車通学中に知識を詰め込むのに使いました。

第一章 基礎理論

 数学的なことをメインに、いろんな内容を寄せ集めた章です。内容は

  • 計算機での数値の扱い
  • 離散数学
  • 計算・言語理論
  • 確率・統計

などで、もともとある程度知っていることも多かったので適当に読み飛ばしました。応用情報の範囲の中で一番数学っぽさを感じるのがここです。この辺の内容が好きだから応用情報を受けようと思っている人はちょっと考え直したほうがいいです。

第二章 アルゴリズムとプログラミング

 要するにアルゴリズムとデータ構造です。プログラミングスキルの上達(?)のためにもともと勉強していたし、C言語からプログラミングを始めた人間なのでここも適当に読み飛ばしました。
 私はこのあたりでこの資格の難易度の方向性を見誤り、「あれ?応用とか言ってるわりに全然簡単じゃん!!」と調子に乗ります。こうして書かれたのが先日の受験決意表明の記事なんですね……

第三章 ハードウェアとコンピュータ構成要素

 よく知らないのですが、いわゆるコンピュータ・アーキテクチャなどと言われる分野がメインの内容でしょうか。この章あたりから暗記が必要な内容も少しずつ増えてくるも、まだ内容に興味が持てるのでサクサク読み進めました。

第四章 システム構成要素

 第三章でやったハードウェアを組合せて、どのように全体のシステムを構成するかについてです。この章も案外覚えることは多いですが、まだ理屈めいているのでわりと楽しく勉強できました。

第五章 ソフトウェア

 そろそろ雰囲気が怪しくなってきます。読んでも読んでも覚えることばかりで楽しくないのです。後(つまり今)になって思うとけっこう面白いのですが、このあたりでモチベーションが失速を始めます。ちなみにこの章でやる「ソフトウェア」というのは、第三章でやったようなハードウェア上での計算のやりとりなどを制御するためのものであって、いわゆるアプリケーションみたいなものとは違う感じです(このあたり用語の理解があやふやなので誰か突っ込んでください)。

第六章 データベース

 データと、データ同士の関連性に着目してデータベースの構成や演算をする方法を簡単に扱う章です。従属関係の扱いや、SQLの構文など、わりと頭を捻らないと納得しにくい内容が多かったのでモチベーションが少し回復しました。午後の問題みたいな現実に即した(?)複雑な問題を見ると、普段扱ってるWebサイトとかのサービスの裏にはちゃんと技術が隠れていたのだなと感動しました。問題はあんまり解けないけど。

第七章 ネットワーク

 ネットワークです。ネットワーク技術を大量に暗記します。マジで暗記しかすることがありません。覚えられない……つらい……
 そうして復活しかけたモチベーションを完全に失った私は、CCさくらを70話一気見したり『灼眼のシャナ』を久しぶりに読み始めるなど、完全に勉強を放棄します……

第八章 セキュリティ

 勉強を放棄すること約2週間、4月に入ってしばらくしたあたりにさすがに焦りを感じます。頑張って合格教本を読む。八章はセキュリティで、第七章のネットワークの知識をある程度前提にして、現代のネットワーク技術におけるセキュリティについて概観します。この章も結局は暗記するだけなのですが、私もネット歴のそれなりに長い人間なので、用語そのものは色んな所で断片的に聞いたことがあったりしたので案外すんなり読めました。

第九章 システム開発技術
第十章 マネジメント
第十一章 ストラテジ

 ??????????…………これって情報技術なの??
 最後の三章はかなり厳しい分野です。正直何も理解できなかったので読者に内容を要約して説明することもできません。まあでもよくよく考えると、単に「応用情報技術」ではなく「応用情報技術『者』」の試験なわけで、単に技術だけでなく、技術者として必要な知識を聞いてくることは何もおかしくないわけです。本当に必要なのかどうか私にはわからないですが。
 ココらへんをきっちり暗記して点数を稼ぐ人もいるようですが、私には厳しかった。もっと時間があればきっちりやっとくべきだった。適当に読み飛ばして過去問に入りました。

過去問を解き始める

 八章が終わったくらいの段階から漸進的に、過去問を眺め始めました。まともに解いても解けないので、まずは眺めて感覚をつかむことにしたわけです。すると、予想に反して午後よりも午前の方がシビアだということに気づきました。午後に関してはあんまり細かいことを暗記してなくてもなんとかなりそうだと感じましたが、午前に関しては純粋に「知ってる」or「知ってない」の問題ばかりだからです。
 漫然と問題を解くより、よく出る問題をプロが分析した問題集をやるほうが良いだろうということで、午前だけは問題集を買いました。

『平成28-29年度 応用情報技術者 試験によくでる問題集【午前】』
 実はここの文章を書いたくらい時間に公式HPに午前問題の解答が発表されてたのですが、午前はかなりギリギリで合格していました。この本は各章ごとに典型的な問題を集めては詳しい解説をしてくれる問題集で、短期間で私の知識をドーピングしてくれました。
 そうこうしている間に試験前日になりました。前日になってようやく午後の問題を真面目に解き始めたのですが、そこで気付きます。ちょっと午後のことをナメすぎていたと。プログラミングや組込みシステムは簡単だから結構解けるのですが、それ以外は技術系でもボロボロ。ストラテジやマネジメントに至っては問題文もよく理解できない有様でした。とりあえず、必須選択のセキュリティ以外に、選択科目からは何とか解けそうな

  • プログラミング
  • システムアーキテクチャ
  • ネットワーク
  • データベース
  • 組込みシステム

を中心に詰め込んで、本番はこの5つの中から4つ選ぶ(つまり、出来なさそうなのを1科目切り捨てる)方針に決めました。

受験当日

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 受験日は2017年4/16(日)で4月なのに暑い日でした。ここ数年は一年を夏or冬の二分割でしか区別できてない気がします。受験会場は東京電機大学の千住キャンパスで、駅から近い綺麗で快適なところでした。
 よく言われていることですが、そもそも当日受けに来ない(来られない)人が多く、かなり空席の目立つ試験でした。受験者層は比較的若めの男性がメインで、女性ばかりのフランス語検定やおじいさんだらけの一アマとは違ってかなり周囲の人たちに親近感、というか同じ穴のムジナ感を感じました。
 まあ当日に関してはぶっちゃけあんまり書くこともないですが、

  1. 午前の試験を受ける
  2. 1時間でとっとと退出して北千住を少し観光してまわる
  3. 午後の試験を受けて少し絶望する
  4. 帰宅する

といった感じです。
 公式HPには午前の解答が既に出ていて、自己採点にミスがなければ52/80で午前は合格です。午後の選択問題は、システムアーキテクチャ以外を選びましたが、ネット上の怪しい解答を色々参考にするとプログラミングと組込みシステムは完璧で、その他はほぼ完敗といった感じです。データベースとセキュリティの得点具合によっては受かってるかもしれないって感じです。

最後に

 応用情報の受験を考えている読者に言いたいことは2つです。受かってもいないのに書くことではないですが……

  1. 情報のことをさっぱり知らない人間がITパスポート・基本情報を抜かして受験してもなんとかなる(多少の数学力は前提)
  2. とにかく内容が多岐にわたるので、時間はどうしても必要になる

 今回は久しぶりの記事だし、応用情報もなかなかハードでシビアな試験ということで長文を書きましたが、後から読み返してみるとほとんど情報が無い記事だった気がします。今回で応用情報には本当に懲り懲りなので、次に何か受けるとしてもネットワークスペシャリストとかエンベデッドシステムスペシャリストみたいな、個別の技術の試験にしたいです。いやー疲れた。