自分支援機構

10年後には黒歴史

TOEICを受けてきた(2019年4月)

今回は日記みたいなものです。
 4月14日にTOEICという英語の能力試験のようなものを受けてきました。今更説明するまでもないくらい有名な試験ですが、いちおう簡単に概要を説明しておきます(詳細は適当にググってください)。
 TOEICはEducational Testing Service(ETS)という団体によって開催されている英語による国際コミュニケーションの能力をはかる試験で、いろいろ種類があるのですが一番ポピュラーなのはTOEIC® Listening & Reading Testと呼ばれているリスニングとリーディングの試験です。試験は毎月のように開催されていて、採点結果も一カ月ほどで帰ってきます。この試験で一定の点数を取ったからと言って特に何かができるようになるというわけでもなくて、他人に対してある程度客観的な自分の英語コミュニケーション能力を示すための指標として使えるようです。
 この試験はPart1から7までに分けられていて、1~4がリスニングで5~7がリーディングです。各パートの出題形式は決まっているので、事前にインターネットで調べるなり対策本を買うなりして慣れておくほうがよいでしょう。リスニングもリーディングもそれぞれ満点が495点(両方合わせて990満点)で、点数は5点刻みになっているようです。
 まあ非常に有名な試験なので、詳しいことが気になる人は適当にググればいくらでも詳しい情報が見つかると思います。受験記に話を戻します。
 Twitterで去年くらいに言ったのですが、この試験を受けるのは初めてではありません。数年前に興味本位で一回受けたことがあってそのときはリスニングが235点、リーディングが370点で605点でした。
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 まあご覧の通りリーディングの方がリスニングより得意なタイプの人間なわけですが*1、今回の試験結果もたぶん似たような感じになると思います。問題を配ってくれるわけでもないのでざっくり思い出しながらの感想になりますが、リスニングの問題は正直半分くらい意味不明という感じでした。どれもこれも何を言っているのかわからない。一方、リーディングを解いているときはそれなりに理解して解いているなという自覚がありました。TOEICのリーディングの試験問題は絶望的につまらない*2うえに同じような問題が続くのでシャトルランをやっているような気分になりましたが、まあとりあえず意味が分からない問題は適当に飛ばしながら一応最後まで解くことができました。
 今の点数がどうなっているのかは正直よくわかりません。前に受けた時の感触を全然覚えていないから比較できないし、点数が上がる要素と下がる要素がどちらもあるので本当にわからないです。前回は各パートがどういう出題形式なのか知ることすらせず受験して、リスニングの方が先だったことに驚いたレベルで無対策でした。問題集を軽く眺めていった今回の方が形式慣れはしているでしょう。そもそも私の英語力ですが、大学院生になった今の方が外国人研究者や留学生とのコミュニケーションなどで鍛えられているので能力そのものは高いと思います。ですが、今や試験を何時間も受けたり英文を短期間に大量に読んだりすることはなくなってしまった*3ので、英語に対する集中力という意味では相当落ちていると思います。結果を今(4/30日)予想しておくと、リスニングの点数は少し上がるけれどリーディングが横ばいで前回よりすこし良い点数という感じでしょうか。
 とりあえず今日の記事はこのあたりにしておきますが、来週にはインターネット上で結果が確認できるはずなのでこの記事の続きに載せようと思っています。それではみなさんごきげんよう
 まあそんな感じで、5月の中旬あたりに結果が返ってきたのでここに晒しておきます。
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点数については微増という感じです。リスニングとリーディングの比率もほぼ予想通りになったので特に驚きはないですね。
 特筆すべきだと個人的に思ったのはリーディングの「文法が理解できる」というパートの成績がかなり良いことです。良くも悪くも受験英語をみっちりやって英語の能力を身に着けた人間なので、リスニングよりはるかにリーディングが得意だし、リーディングの中でも特に文法に関する理解が良いのだと思われます。語彙や内容理解があまり良くないのは、おそらくTOEIC特有のビジネスや実用関係の語彙や文章を読む感覚があまり身についていないということなのでしょう。精進が必要です。
 リスニングに関してはもういくら頑張っても致命的に聞き取ることができないので、正直半ばあきらめているのですが一応なるべく練習していきたいとは思います。全然モチベーションはないのですが、まあTOEICで点数を取っておくと日本で暮らす分には役に立つこともあるでしょうし、やるしかない。つらい。
 リーディングに関しては多少不遜なことを述べておくと、TOEICに出てくる文章を読んでいて(語彙がわからないため結果として理解できなかったという場合を除いて)文章の文法的な構造が理解できなかったことはないので、正直あとは語彙を身に着けつつ慣れるしかないのだと思います。正直文章があまりにも無味乾燥すぎて問題集を解くのもつらいという感じですが、まあやるしかない。
 正直英語に関しては今のところ文章を読む分に困ることがほぼなくて、個人的にはこれ以上レベルを上げるモチベーションは存在しないとさえ言えるのですが、社会的評価のためにはやるしかない。そう、やるしかないんだ。

*1:のちにネットでリーディングとリスニングの難易度の差について調べたところ、この結果はリーディングが不自然に高い極めていびつな点数であることがわかりました。これはたぶん、私が大学受験英語を勉強した時にリスニングをほぼ捨ててそれ以外を真面目に勉強したことによると思います。

*2:失礼な言い方で申し訳ないが、よくわからないメールを読まされたりwebサイトの情報を読み取らされたり本当に面白くない。ぶっちゃけちょっと寝た。

*3:もちろん論文は読むのですが、正直論文の英語はすこぶるシンプルで「英語を読んだ」という感じはしないので……