自分支援機構

10年後には黒歴史

【実録ルポ】オタク、またSUBWAYに行く!!

 SUBWAY、それは上流階層の食べ物。私こと支援機構は、先日身の程知らずにもSUBWAYで商品を注文し、あまつさえそれを食べようとすらしました。そして、場の雰囲気に耐えきれず逃げ出したのでした。
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 これはもちろん私の被害妄想がただただひどいために起きた出来事であり、SUBWAYに何の問題もありません。そもそも、特に何の法を犯したわけでもない私がただファーストフード店を訪れたというだけで何ら恥じるべき点はないはずです。では何がよくなかったのか。それは私の心が弱いことでした。思えば、昔から若者が多い場所やおしゃれな場所に立ち入るときには過剰な不安と被害妄想を抱えていました。幼いころはコンビニにすら入ることができませんでした。要するに全て心のありようです。
 以上の問題点を解決するための特効薬を用意しました。
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そう。酒です。めったに飲酒しない私ですが、どうしても不安を取り除くことが必要なときは飲酒することもあります。さすが百薬の長。駅のSUBWAYに寄るためにわざわざ一時帰宅し、ストロングゼロを2缶飲み干してから再び駅に向かいました。
 店舗に着いたころには、ぶっちゃけ酔いが冷めつつありました。でももうここまで来たら引き下がれません。酒がなくても自分に酔えばよいのだ。
 列に並び、そして私は注文を告げた。
「生ハム&マスカルポーネ、単品でお願いします。」
今度は、あまり店員に笑われませんでした。前回のは私の思い込みだったのでしょうか、あるいは今回は酔いすぎでもう他人に笑われていることにも気づけないくらいになっているのでしょうか。無料トッピングとしてホットペッパーを入れてくれと頼んだのに
「ピクルスとオリーブをお入れしますね」
と言われたあたり、少しバカにはされていたのだろう。そしてこれも私の被害妄想だ。
 とにかく、今回はあらゆるノイズが入らないようにテイクアウトにした。あとはこれを持って帰るだけだ。カッコつけてSUBWAYなんて買っているオタクだと思われるのが本当につらかったので袋を全部カバンの中に入れ、平常心を装って家に帰った。
 そうして持ち帰ってきたものがこちらである。
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少しぐちゃぐちゃになってしまったのは持って帰る際に振動を与え過ぎたせいであり、SUBWAYには何の責任もない。
 私は、こんな小細工をしないとファーストフード店で食事もできないほどの人間になってしまったという悲しみを抱えて、その悲しみを強く胸に抱いた状態でサンドイッチを食べた。おいしかった。特筆すべきおいしさを感じたのが野菜とパンで、どんな具材に合わせても間違いなくおいしくなるような新鮮かつ味がしっかりした質の高いものであると感じた。単純にレタスだけ入れるのではなくて、人参やピーマンや玉ねぎが加えられていることで、風味や触感にアクセントが加えられていてよかった。生ハムについては普段食べないので特別美味しいのかどうかはわからないが、けっこうボリュームの多い野菜とパンに負けず自己主張の出来るわりと塩気のきいたものでこれもまたおいしかった。それらをまとめるマスカルポーネのクリームソースも見た目に反してあっさりしていて相性がよかった。
 私は、懲りずにまた買いに行こうと思った。次は店に入る直前に飲酒しよう。きれいな状態で持って帰りたいな。