自分支援機構

10年後には黒歴史

「自炊」を初めて3ヶ月

 どうも、支援機構です。書籍の電子化をやりはじめて3ヶ月くらい経った(→始めたときの記事)ので、その後のレポートというか、使い心地というか、まあ気づいたことをつらつら書き連ねていこうと思います。
 ちなみに購入したドキュメントスキャナはこちら

富士通 ScanSnap iX500

良かった点

 良かった点は本当にたくさんあるのだけれど、目立ったポイントは次の3つ

  1. 画質の良さ
  2. スキャン速度の速さ
  3. 読書量の増加

それぞれ詳しめに述べておこう。

画質について

 画質に関しては基本的に何の文句もないです。私があまり画質とか絵の綺麗さを気にしない人間だということもありますが、それ以上にやはりこのスキャナの高性能さが一役買っている部分でしょう。イラストや絵の少ない普通の本の文字を読むのに関しては困ったことが一回もありませんし、いくつかコミックも自炊しましたがそれも十分絵の細かい部分まで見ることができました。
 怖いのでチャレンジしたことはないのですが、イラスト集や装丁に工夫を凝らした本を自炊するとさすがに本物より随分楽しみが減ると思います。それは当然そうなのですが、大抵の場合そういった本を自炊しようとは思わないのでどうでもいいことでしょう。

スキャン速度

 スキャンの速度は非常に速いです。今まで複合機に付いてるフラッドヘッドのスキャナを使っていたせいか、際立って速さを感じます。紙をスイスイ読み込んで吐き出す様子を見るのは、Minecraftでひたすら石を掘る音を聞くような中毒性があります。
 スキャンにだいぶ慣れてきた今となっては作業全体の律速段階が本のカットになってしまっているので、裁断機のようなものを購入することも考えています。実は秋あたりに引っ越しの予定があるので、いつ買うかは早めに決めないといけません。とっとと買って本を減らすか、あるいは重くて大きい裁断機は引越し後に買うのか……

読書量の増加

 当初は空き時間になりがちな電車通学中にでも少しずつ本が読めればいいくらいに思っていたのですが、電子化してクラウドに入れておくと自宅だろうと大学だろうと本当にどこでも読むことができるので、読書の量が相当増えました。本棚のどこかから探してくる手間もないし布団で寝ながらでも好きなように読めるので自宅での読書量すら増えました。ライトノベルなんかのカバーの装丁が見えないのもこの場合はメリットです。
 それだけでなく、スキャンして電子書籍化するからには本そのものの汚れや汚さも気にならなくなって、BOOKOFFみたいな中古書店Amazonマーケットプレイスのコンディション「可」の本なども自炊前提でホイホイ買えるようになったので、そもそも本を買う量もかなり増えました。最近は買う速度に読む速度が追いついていない傾向が著しくなってきているので、ちょっと反省して抑えていかないといけないと思っています。

これから自炊をする人へ

 これから自炊をする人へいくつかアドバイスをします。

自炊に向く本・向かない本

 ある種の本は自炊によってとても使い勝手がよくなる一方で、自炊すると極端に使いにくくなる本もあります。具体的には、小説(ライトノベル)や新書、意外なところでは単語帳や資料集といった本は自炊との相性がよいです。小説や新書であれば、文章の最初から読みはじめて順番に最後まで読むのが普通で、(専門書などと比べると)あちこち行ったり来たりする必要は少ないでしょう。資料集や単語帳であれば、目的の部分だけ見ればよいわけです。けれど、(特に理系の)専門書との相性はあまり良くないです。ある記述に行き詰まったら少し前の定義を再確認したり、別の説明の論法を確認したり、とにかく電子書籍だと読みにくいです。まあ要するに、順番に読むor目的の部分だけ読む本は電子化との相性が良くて、あちこち行ったり来たりする必要がある本とは相性が悪いです。

読む媒体

 最初はスマートフォンで読んでいたのですが、すぐにつらくなって大きめのタブレット端末を買ってしまいました。文庫本サイズくらいの大きさならともかく、普通のA5サイズの専門書や、B5、それ以上の大きさの本をスマートフォンでまともに読むのは不可能に近いです。ノートPCくらいの画面があると十分見やすいですが人混みの中で開けるわけもないので、電車やバスなどの通勤通学中に読むのであればタブレット状の閲覧機器を購入することは不可避でしょう。電子書籍を読むのであればスマートフォンの延長線上くらいの大きさだと不十分なので、8インチとか10インチくらいの大きい画面のものをおすすめします(さすがにちょっと重いけれど)。
 ちなみに私が購入したのが

Dragon Touch X10 10.6
で、10.6インチの大きさがあります*1Amazonのレビューだとわりと叩かれていて、まあ実際ちょっと重いアプリを使おうとするとかなり厳しい端末ではあります。けれど、PDFのファイルを見るのに困ったことはありませんし、軽めのアプリなら全然問題なく動きます。ストリーミングの動画なんかもある程度は見られますし、使い方を間違えなければ良いタブレットだと思います。

自分を抑える心

 基本的に、機具をある程度揃えている人にとって自炊はつらい作業ではありません。「あっ、この本電子化しようかなー」と思ったら10分もしないうちにカット&スキャンができてしまいます。それ故に、自炊するべきではない本を自炊してしまいがちです。これから自炊を始めようとする人は、

  1. いらない本から自炊せよ
  2. 小説・新書などから自炊せよ
  3. 迷ったら自炊するな

の三箇条を覚えておくのがよいかもしれません。

*1:Amazonで見たら売り切れてるせいかすごく値段が上がってたけど、再入荷してまた値段が落ち着くのかどうかはわからない。いずれにせよ、この手の安物タブレットもPDFリーダーとしては便利ですよ、ということでどうか。