自分支援機構

10年後には黒歴史

『新版 量子論の基礎』(サイエンス社)を読んだ

読んだきっかけ

 こんにちは、支援機構です。大学院に入って一カ月ほど経ち、少しは生活も落ち着いてきました。去年度はいろいろと忙しくてあまり勉強もできなかったのですが、今年度は少しは勉強しようということで、手始めに軽めの物理の本を読むことにしました。(注:この文章は5月上旬くらいに書いたもの(一部誤字を訂正)です。公開するのを忘れていました。
 そんなこんなで本棚から引っ張り出してきたのがこちら。
清水明著『新版 量子論の基礎』(サイエンス社、2003)

この本は私が最初に量子力学量子論)を勉強したときに読んだ思い出の本なのですが、最近どうも基礎的な部分が疎かになっているような気がしたので再読することにしました。この本では、高度な内容が含まれている章や節にはスペードマークがついていて飛ばして読んでも問題がないようになっているのですが、これを機にあとがきに書いてある「ある程度学年が上がったら、本書を再び取り出し、スペードマークの付いた項目を読むことを強く勧める」を実行しようというわけです。
 最初はサクッと読んで細かいことを思い出すに留めるつもりだったのですが、今読むとクリティカルな部分が数多く記述されていることに気づいて自分の成長を少し感じました。いやほんと、学部一年のころによくこれを読めたなという感じです。当時*1は難易度の高さに気づけないために逆に読めた気分になったのでしょう。

*1:その当時でさえ、難しい本だなあと思ってはいた

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【実録ルポ】オタク、SUBWAYに行く!!

 ある日、私は駅前で途方に暮れていた。私はしばしば夕食をその駅前で済ませているのだが、通いすぎていつもの店に飽きてしまったのだ。普段の私であればそのような店は一瞥もくれずに立ち去るのだが、少し前にそのメニューの複雑さが評判になっていたこともあり、SUBWAYなるファーストフード店を訪れることにした。本記事は、私のような「陰」の限界にあるオタクが「陽」の象徴たるおしゃれなファーストフード店を訪れるとどうなるのかを実体験を以て示すものである。後から思い返して書いているので細かいセリフなどに相違点はあろうが、ほぼ完全に実体験のみを説明したということを最初に約束しておこう。

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ポエム3選:自炊の話とか感情の話とか性癖の話

 意味のないポエムを書きます。日記みたいなもんです。
 ドキュメントスキャナを購入して持っている本の電子書籍化を(たまに)遂行しているのですが(当該記事は例えばこれとかこれ)、困っていることがあります。スキャンしたデータの色についてなのですが、普通は次の3つの選択肢があります。

  1. 完全に白黒
  2. グレースケール
  3. フルカラー

たいていの場合本に合わせてどれか一つの方式を選んだり自動判別に頼れば大丈夫なのですが、それではうまくいかないことがあります。例えば、古くなって黄ばんできた本は自動判別だと全部フルカラーにされてデータ容量が重くなりますし、本の中で色の方式が複数切り替わるような場合も、どれか一つのカラー方式を選ぶことができないわけです。この2つの欠点を併せ持つのが(古くなった)ライトノベルです。表紙や巻頭カラーの部分は最初にフルカラーでスキャンして後から結合すれば大丈夫なのですが、本文がけっこう面倒で、自動判別にかけると全ページフルカラーになるし肝心のイラストのページは白黒になったりします。文章のページがフルカラーになると、容量を食うだけでなく文字とそれ以外の境界がぼやけて読みづらいですし、うっかり白黒でスキャンされてしまったイラストページはなんかもう完全にノイズって感じです。これってどうにかなりませんかねえ。
 それはそれとして別のお話。なんか最近何に対しても怒れなくなってきました。若いころは社会の理不尽や暴力的な機構に対し常に激しい怒りを持って生きることができていたのですが、最近はそういった不条理を見かけても「あ^~~これは完全に""日本""ですわ。えげつないのう…………」みたいな感じでほとんど怒りを感じなくなってきました。これが大人になるということでしょうか、社会擦れということでしょうか、いずれにせよ、この国、この世界にはあり得ない不平等と暴力があることに対して最近はもう諦めの感情を持てるようになってきました。高校生くらいのころの怒りが本当に懐かしい。年は取りたくないものです。
 最後にちょっと性癖の話をします。私はよくある「催眠」もののプレイが大好きで、ご婦人の自由意思を侵害して意に反する性的行為を強要するプレイ(直接的表現を避ける)にいたく興奮します。それは私個人の思想の自由・信条の自由であり、誰に対しても一切文句を言わせるつもりのない事実なのですが、実は先日オタク(リョナラー)の友人に対して「催眠術とか使えたら本人に何も気づかせないように凌辱の限りを尽くすのになー」みたいなことを言ったら、「え、なんで催眠するの?暴力や暴行で無理やり言うことを聞かせるのがいいんじゃないの?」みたいなことを言われました。何というか、同じ暴力的な性癖でも人によって全然ベクトルが違うんだなあということを感じました。

まあこんな感じで、これはポエムです。

エンベデッドシステムスペシャリスト 不合格体験記

 支援機構です。みなさんお久しぶり。なにやら不穏なタイトルの記事でございますが、一応けっこう頑張ったので記録だけは残しておきます。

最初に

 毎年春と秋に行われている情報処理技術者試験ですが、去年の春に応用情報技術者を受けた勢いで
ngskshsh.hatenablog.com
この春は「エンベデッドシステムスペシャリスト」(以後エス*1)という区分の試験を受けることにしました。春に受けられるやつだと、このエスペか「データベーススペシャリスト」の2つが好みだったのですが、応用情報の午後で組み込みシステムの方が得意だったのでひとまずエスペにしました。

*1:ネットワークスペシャリストをネスペと呼ぶのならエンベデッドシステムスペシャリストはエスペだしデータベーススペシャリストはデスペと呼んでもよいはず。私以外にそう呼んでる人見たことないけど。

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